自作TRTのすすめ
TRT療法による、聴覚過敏改善のためには、音治療の方法を工夫する必要があるという、お話をしましたが、 そのためには、TCI(ノイズジェネレータ)が両耳分必要であること、また、治療は耳鳴りよりも長期にわたることを、 TRTのデメリットとして、挙げました。
つまり、聴覚過敏改善のために、TRT療法を選択した場合、それなりの負担を想定しなければいけないということです。 そうは言っても、そんな大金も、時間も掛けることは出来ないという方もたくさんいらっしゃると思います。
そこで、当サイトでは、ホワイトノイズ音声ファイルを使用した、自作のTCIを使っての、なんちゃってTRTの音治療をオススメしています。
もちろん、TRTは医療であり、耳鼻咽喉科の専門医の的確な診察ありきだと思います。しかし、聴覚過敏に関して、有効な治療法も確立していない現状もあり、 的確な処置を行える医者が存在するのかすらあやしいと私は思っています。(むしろ、もし聴覚過敏に対して、的確な処置が出来る医者がいたら、私が知りたいですし、 是非とも診て頂きたいです。)
だからと言って、ただ悪化するのを指を加えて見ているなど、私には出来ません。あきらめたくはありません。出来ることはなんだってやる。 最後まであがいてやる。それが私の本心です。そんな思いから、私は自作TCIによるなんちゃってTRTの実施をオススメしています。(もちろん、私もやっています。)
カウンセリングは要らない?
TRTはTCIによる音治療と、カウンセリングから成り立っているというのは、以前お話しした通りです。 自分でTCIを用意して、ホワイトノイズを聞き続けても、カウンセリングが出来ないのでは意味がないのでは?という 疑問を持つ方がいらっしゃるかもしれません。もちろん、カウンセリングはあった方が良いですし、きちんとした医師の指導の元、 TRT治療を行える方は、是非ともそうした方が良いでしょう。
ただ、聴覚過敏について、的確な処置が出来る医師は、本当に少ないというのが、私の実感としてあります。 それが事実であるならば、カウンセリングの比重は、それほど多くないと私は考えます。 むしろ、自分の意志で考え、行動を起こせる意識の方がはるかに重要だと思います。
出来ることはやってみよう。
残念ながら、聴覚過敏に苦しむ方の、聴覚過敏が完全に治った人の話を、私は聞いたことがありません。つまり、それくらい、お手上げな状態であり、 とにかく、手段に乏しいのが現状です。
でも、だからと言ってあきらめたくはありません。私はほんの少しでも可能性を見出せることは、やってみた方が良いと思っていますし、 やる価値はあると思っています。 そして、少なくとも、TRT療法が聴覚過敏に効果があるという言説は、存在しています。もちろん、耳鳴り対する理論に比べ、 はっきり言って、そのメカニズム的な観点からの根拠に乏しいですが、それでも、僕はここに微かな希望を見出したいと強く願っています。 そして、一人でも多くの聴覚過敏で苦しむ方が、希望を見出してもらえれば、と思っています。

